残暑お見舞い申し上げます

「地区協議会」で知恵は生まれる
「団結は最強の砦」とは、北欧デンマークの格言である。

 いよいよ後半戦がスタート! きょう各地で「地区協議会」を行い、新たな勝利へ和楽の語らいを弾ませる。

 池田名誉会長は、「学会の常勝の地盤となり、庶民の幸福基地となるのは、『地区』である」と綴っている。

 また、「皆が、なんのための運動か、なぜ、今、それを行うのかを、よく納得、理解するならば、自主的に行動を開始していくものだ。そして、そこから、さまざまな創意工夫も生まれていく。それが、“現場の知恵”である」と。

 地区は皆が主人公。気取らず自由闊達に語り合える熱気がある。名誉会長も、常に最前線を駆けめぐり、小単位の集いから栄光の万波を巻き起こしてきた。

 “どう友情を広げるか。あの友この友を、どう励ますか”と真剣な協議会を重ねる地区は、必ず大きく伸びている。

 ある地区協議会で、白ゆり長が切り出した。――子どもが通う幼稚園のPTA仲間に学会の素晴らしさ、池田先生の偉大さを知ってもらおうと勇気を出して語りかけた。でも、なかなかうまく言葉が出ない。

 そこで本紙に掲載された名誉会長のスピーチの感動した内容を語るように。また、読んでもらいたい記事の切り抜きを渡した。その地道な挑戦の結果、「今では聖教新聞を購読し、学会の会合にも参加してくれています!」と。

 それを聞いていた友が「私も遠方の友人に、聖教の切り抜きに手紙を添えて送ってみます!」と決意していた。

 皆がはつらつと語り合う中で勢いは増し、勝利のドラマは生まれるのだ。

 ある地区部長は、協議会こそ勝利の鍵と毎回全力で臨んでいる。「いかなる会合であっても、中心者は深き祈りと事前の準備を怠ってはならない」との学会指導を胸に、皆が発言しやすい進め方を熟考。開始15分前に会場に着き、唱題して友を迎える姿は、地区躍進の源だ。

 ほかにも、毎回の協議会で御書や小説『新・人間革命』を読み合うなど、各地で創意工夫が光っている。

 日蓮大聖人は「其の国の仏法は貴辺にまかせたてまつり候ぞ」(御書1467ページ)と仰せである。「其の国」とは我らの地区だ! こう思い定めて、皆が広布の使命に奮い立っていきたい。

 何事も、スタートが勝負。わが地区から勝利の大波を起こしていこう。(聖教08.08.18社説)