今日も広布へ 24

第23回  「師子王の心」で前進! (2012.6.8付 聖教新聞

 社会の繁栄も、世界の平和も、根本は人で決まる。
 戸田先生は、広布の未来を展望して厳然と叫ばれた。
 「学会は、人材をもって城となすのだ。断じて、人材の城を築くのだ!」
 皆、大きな使命のある自分であることを、決して忘れてはならない。全てが、仏になるための修行なのだ。
 今、優秀なリーダーが、真剣に同志に尽くし、広布の最前線に飛び込んで、新たな道を切り開いてくれている。
 本当にうれしい。同志の幸福こそ、私の幸福だ。同志の勝利こそ、私の勝利だ。
 大切な人切なわが同志が、皆、人間革命の勝利の喜びに包まれるよう、リーダーは、明るく力強く、勇気と希望の光を送っていただきたい。
      ◇ ◆ ◇
 正義の人材を育てるのは、今だ。壮大な師子の大城を築くのは今である。
 今、人材城をつくったところが永遠に勝ち栄えていくのである。
 大難の渦中で、目蓮大聖人は門下を励まされた。
 「各各《おのおの》師子王の心を取り出して・いかに人をどすともをづる事なかれ、師子王は百獣にをぢず・師子の子・又かくのごとし」(御書1190?)
 我らは師子である。師子は百獣を恐れない。師子は吼える。師子は走る。師子は最後に絶対に勝つ。
 我らの声は、師子の声だ。勇気をもって正義を詰れば、歴史は動く。善が広がる。
 きょうも、一人と信頼を結ぶ。きょうも、人と友情を通わせる。その行動が時代を変えていくのである。
 広布後継の友よ、全員が師子奮迅の指導者となりゆけ!と、私は祈り待っている。

第24回  試練を越えて強くなれ! (2012.6.16付 聖教新聞

 人生は戦いだ。戦いは、自分でつくるものだ。それを乗り越えていくのも、ほかならぬ自分である。困難を避ける人間には何もできない。
 大変な時ほど燃え上がる。これが学会精神である。正義の師弟の精神である。
      ◇ ◆ ◇
 人は、さまざまな試練を経て、鍛えられ、強くなる。
 大きな試練の渦中にある人を、全力で励まし、温かく包んでいくことだ。これが、仏法の精神であり、慈悲の戦いであるからだ。
 戸田先生は友に語られた。
 「あなたが信心に立ち上がれば、必ず、全てが軌道に乗ります。信心が強ければ、周囲が、あなたの幸福の力となる。本当に不思議なものだ」
 法華経には、「魔及び魔民有りと雖も、皆《み》な仏法を護らん」とさえ説かれている。
 大事なのは、自分自身の信心を強くすることだ。周りの人が信心をしていなくとも、善のため、平和のために、驚くほど働いてくれるのである。
      ◇ ◆ ◇
 何のための人生か。その原点を忘れない人は強い。何があっても揺るがない。
 張り切って広布へ進むのだ。壁を破る原動力は、生命変革の祈りである。
 自身の生命に「梵天、帝釈、日天、月天よ、入《はい》りたまえ!」「わが地域の全ての同志の方々の生命に、梵天、帝釈、日天、月天よ、入りたまえ!」──こう祈れば、計り知れない力が出る。御聖訓に説かれる法理の通りである。
 私は毎日、全同志の皆様の健康と幸福と勝利を、祈りに祈っている。いよいよ、信力・行力を奮い起こし、仏力・法力を湧き出《いだ》しながら、一人も残らず、一歩前進の栄光の劇を飾ってまいりたい。