創価学会の池田大作名誉会長が熱烈歓迎
来日中の中国の胡錦濤国家主席は8日、東京・紀尾井町のホテルニューオータニで、創価学会の池田大作名誉会長と会談した。
池田氏は「光栄です。うれしいです。ありがとうございます。ようこそ、ようこそ」と言いながら胡主席らと握手。会談に入る前に「世界の平和のためにまことにありがとう。
(胡)閣下の栄光をたたえて詩を作らせていただいた」と述べながら、自作の漢詩を贈呈した。
会談冒頭の主なやりとりは以下の通り。
池田名誉会長「早稲田大学での歴史的な講演、本当にご苦労様でした。
テレビでも日本全国に放映され、感銘と感動が大きく広がっていることをお伝えする。
閣下は人間を一番大事に、調和を促進するという施策を明確に述べられた。ご自身の足跡を通し、青年時代にまいた友好の種は永遠であると語っておられた。若い世代の人々は深く感動していた。この次は創価大でお願いしますという声もたくさんあった。天も晴れ、心も晴れ渡る暖かな春の旅となった」
「ともかく、思えば、両国の青年交流の扉を、真っ先に、大きく、いきおいよく開いてくださったのは主席閣下だ。23年前、来日された若き主席、当時42歳。あの姿は私たちの頭にも、胸からも永遠に離れることない」
「閣下の有名な言葉、歴史的教え、青春の力で世代をこえた友好、本当に永遠不滅の言葉・意義・哲学、私たちは一段と、閣下との、貴国との友好を深めていかねばならないと決意している」
「貴国は、日本の文化の師匠。漢詩も貴国から学んだ文化だ。最大の尊敬を、さきほど詩を贈らせていただいた。中国語で朗読された。
閣下は3年前、国連で、人類がともに繁栄していく調和世界の理念を高らかに提唱された。
それは、歴史的な講演だった。21世紀の地球に調和というビジョンを閣下が打ち出された意義はあまりにも大きい。
私の友人であるキッシンジャーさんも、この点を高く高くたたえ、評価していることを慎んでお伝えする。キッシンジャーさんは閣下を尊敬している、何回もあった友人だ。もう一つ、よろしいですか? お疲れではない? 対話にならない、一方的で…すみません」
胡主席「このたび日本を訪問することに対し、再会できるチャンスを大変うれしく思う。
1985年に私は初めて先生とお会いした。それ以来23年間。前回の98年の再会以来。
10年。先生はもう80歳、傘寿と聞いている。壮健で何よりです。
先生は長期にわたり、中日友好に尽力された」(08.05.08:産経)
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080508/plc0805081927016-n1.htm
胡錦濤 閣下
國富邦和日日新
家家充裕感恩深
主施仁政行王道
席不暇暖為人民
古來文化漢土求
月氏睿智福共籌
錦繍中華迎舊友
濤聲友好萬代流
二〇〇八年五月八日
(書き下し)
国は富み、邦と和し、日々、新たなり。
家々は充裕にして、感恩深し。
仁政を主施して、王道を行う。
席の暖まる暇なきは、人民の為なり。
古来、文化は漢土に求め、
月氏の叡智に、福を共に籌りたり。
錦繍なる中華の旧友を迎えて
濤声の友好は、万代へ流る。
(意味)
中国は富裕と調和に向かって、日々前進し、
人民の生活も豊かになり、深く恩を感ずる。
指導者は、仁政を施し、王道を実践している。
席の暖まる暇もないのは、人民の為に奔走するからである。
いにしえより、日本は中国から文化を求め学び、
月氏の英知(仏法)をもって、共に幸福をはかってきた。
いま、素晴らしき中国の旧友を迎え、
友好は、波濤の轟音と共に、万代へ流れゆくであろう