師弟の精神みなぎる人材を

2008年「人材・拡大の年」が晴れやかに開幕した。いよいよ「広布第2幕」を開く本格的な活動の開始である。

 年末年始の友好期間も終わり、各地区では、新出発の協議会を開催し、本年の大前進・大勝利へ、はつらつとスタートした。

 広宣流布は「人材」で決まる。人材は「師弟不二」の絆で決まる。その絆をはぐくみ、広布の基盤を築きゆく土台こそ「地区」である。

 池田名誉会長は、広布第一線の要である地区部長、地区婦人部長に長編詩を贈り、「地区」への熱い思いをつづった。「言うなれば/地区は人体の『腰』である。/一番大事な/生き抜く土台であり/戦い抜く土台であり/勝利の土台である」と。師とともに異体同心の団結で進むなかに、強固な土台ができあがる。

 「地区」構築にあたっては、特に壮年部の地道な活動に期待がかかる。ある地区部長は、「今年は『励まし運動』の中で、地区で15人の新聞推進者の達成を目指します」と力強く語る。また、休日を中心とした「壮年訪問運動」を今年の主軸にする地区など、各地区が、現場に即した工夫を凝らしながら、人材の拡大を図っていく。

 さらに、新たな舞台の開幕の今こそ、師の期待に応え、わが地区から「師弟の精神」みなぎる池田門下の青年を数多く輩出していきたい。創立80周年の2010年へ、史上最高の創価城の構築を目指し、各部が一体となって、男子部・女子部・学生部・未来部メンバーを地域と社会の人材に、何よりも広布第2幕を担い立つ勇者へと育てていくことである。

 具体的には、「婦女一体」の活動や壮男の「躍進会議」などを通して、座談会や全国青年部幹部会への参加、個人指導、弘教・対話の推進などで、青年部を応援していくこととなる。とりわけ2月度の地区座談会は、青年部総結集の座談会が予定されている。人材勢ぞろいの喜びあふれる集いとしていきたい。

 人生経験豊かな壮年、婦人の信心根本の励ましが、青年たちにとって、大きな財産となり、成長の糧となることは間違いない。そのためにも、全幹部が地区に入り、地区部長、地区婦人部長と呼吸を合わせながら、一人一人をたたえ、励まし、成長を祈っていくことが肝要である。

 さあ、わが地区こそ、広宣流布の「人材・拡大の本陣」「広布第2幕の本陣」と定め、先駆の拡大にまい進しよう。(08.01.09:聖教社説)より